〜湖三神劇場〜

「ダイエットに挑戦・・・?」

クローゼットの衣替えの準備をしていた
ユクちゃんとえむりっちゃん。




「もう衣替えの時期ですねえ」


「うん、夏服にしようかな」
「で、早速夏服に着替えたんだけど・・・」
「背中のとこがあと少しで締まらないの〜」

「あら〜、でも少し痩せれば十分着れそうですけどねえ」
「そういうユクちゃんだって、背中のとこ、

締まらないどころかぱっくり開いてるじゃない!」


はぎゃ〜

「見られてしまいましたか・・・;」

〜その後〜

「ところでユクちゃん、こんなのあるんだけど」

「はいはい?」(脱ぎ脱ぎ)
「今年の夏のために水着買っちゃった☆」

「え・・・?それ水着ですか?」
「上は着れたのに、お尻がおっきいせいで

下がはけないの!お腹はぺたんこなのに〜;」



「あら〜;サイズが合わなかったんですね;」
「だからワタシ決めたの!ダイエットする!!」


「それは分かりましたからその下着だか水着だか

分からない服は着替えなさい;」

〜それから〜

「今日から食事はダイエットメニュー♪」
「えむりっちゃんいきなりどうしたのさ?

いつもと違うよ?;」



「えむりっちゃん曰く『ダイエットがしたい』との

事ですが・・・果たしてこんな事で良いのやら・・・;」
「それではいただきま〜す♪」
がつがつごっくんむしゃむしゃ
「もう一皿!」

え゛え゛え゛え゛え゛!?
「ちょ・・・えむりちゃん・・・

お代わりしたら『ダイエット』になりませんが・・・」



「分かってないな〜ユクちゃん。

ワタシがさっき食べたのが『ご飯』で

次に食べるのが『おかず』。

『ご飯』も『おかず』も同じものを食べるんだから♪」


「・・・・・・・・・。」(呆れて言葉が出ない)
「ウフフ夏本番までにはやせてやるんだから♪」


「・・・えむりっちゃん・・・。『ダイエット』の

根本的な意味を勘違いしてマスね・・・。」



「同じものを食べれば良いって訳じゃないのになあ。

どーなることやら・・・
先が思いやられるよ(ため息」

果たしてえむりっちゃんのダイエットは成功するのやら・・・。

もどる